メッセージ
コンピュータやスマートフォンなどの情報機器を使うのはいうまでもなく私たち人間ですから、より便利で役に立つ物を生み出すには、使い手である人間について詳しく知る必要があります。そのための学問が認知科学です。人が外界から情報を得る時にどのような器官が働いて、それがどのように処理され、どのようにアウトプットされるのか、そうした知覚や思考などの仕組みを科学的、心理学的に解明していきます。その知見を修得しながらAIやXRなど現代の情報技術を学び、人に優しい情報技術を生み出すことが本学科のコンセプトです。人を知るためには関わり合うことも重要ですから、他者と協力し合って課題を解決するグループワークも1年次から積極的に取り入れます。パソコンは0と1で全てのことを表現しますが、私たち人間は0と1では割り切れない曖昧さを持っています。そんな人間について、そして情報技術について探求していきたい、そうした学生を待っています。
※以下は申請中の内容のため変更になる場合があります。
認知情報科学科では1年生からプログラミング演習があります。プログラミング言語は人工知能(AI)やアプリ開発に採用されることが多いPython(パイソン)の予定! はじめてプログラミングをする人でも、Pythonの基本をしっかり身につけることができます。
また、認知情報科学演習ではチームで課題に取り組む経験を積むことで、コラボレーションスキルの基本を学びます。
そのほかにも専門基礎科目や教養科目で幅広い知識・技術・考え方を養っていきます。
情報科学と認知科学を軸とした学習内容が徐々に専門的になります。
情報科学領域では「ソフトウェア基礎」や「ネットワーク基礎」といった科目で、パソコンを使った実習も交えた講義が行われます。
認知科学領域では「認知科学基礎」「人工知能基礎」「マルチメディア基礎」などの科目で人やソフトウェアのしくみを深く学んでいきます。
そしてグループワークも本格化。各科目で学んだ専門知識を「認知情報科学実験」のプロジェクト学習で応用することで、実践力をつけていきます。
3年次の4月から研究室に配属され、指導教員や先輩のもとで研究活動(ゼミナール)がスタートします。就職や大学院進学など、卒業後の進路についても、指導教員や先輩が相談にのります。
科目内容もさらに細分化・高度化していき、様々な専門展開科目が用意されています。興味のある領域を見つけ、自分の専門性を高めていきます。
4年次の学びは卒業研究活動が中心となります。自分の研究テーマについてとことん探求していきます。
次のステップを見据えて、4年間の集大成となる学びの時間にしましょう。